洋楽の歴史と変遷

MTVとアメリカの台頭

1980年代になると今度はポップスの勢力が台頭してきます。この普及に一躍買ったのがMTVと言われています。
どの家庭にもテレビがおかれ、アーティストのミュージックビデオやパフォーマンスを見ることができるようになりました。このテレビ戦略をいち早く取り込み、新たなポップスの流れを作ったのが、マドンナやマイケル・ジャクソン、シンディー・ローパーなどのアメリカン・アイドルです。

 

いずれのアーティストもTVやコンサートのエンターテインメント性をグっと向上させ、リスナーを驚かせるような楽曲やパフォーマンスで話題を集めました。こうした時勢で、現在まで続くアイドルの系譜ができてきました。またプリンスも、セルフプロデュースという方法でパブリックイメージを使って成功したアーティストとして、共通点があると言えるでしょう。

 

1980年代はCDの売上が格段に上がり、レコード会社やアーティストに大きな収入をもたらしました。以降の商業音楽では、ただエンターテインメントに留まらず、アーティスト性を追求した作品が作られるようになりました。マドンナやマイケルも1990年以降アにーティスト色を強め、実験的な音楽へのアプローチをしています。ここから現在にいたるまで、リスナーの嗜好の細分化が進んでおり、またジャンルや音楽性も多種多様なものとなっています。